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―NOSAIホームページ写真説明―

大寒も過ぎて
     

  

 冬至、大寒が過ぎ、少しずつ日が伸びてきていると実感する今日となりました。しかしながら、2月に入っても厳しい寒さが続きそうですね。
 さて、今回は本州では冬鳥として観察することができるタシギです。ジシギの仲間の多くはこのような地味な色をしていますが、背中のクリーム色のV字斑が特徴的です。水田や農耕地の枯れ草の中にじっとしていると、見つけることが困難で、その擬態は見事です。タシギは漢字で書くと「田鴫」と書きます。生息域の水田との関係も深いようです。タシギは長くまっすぐな嘴を使って、水田や農耕地、河原の泥の中に棲む昆虫やミミズなどを捕食します。基本的に夜行性ですが、安全な場所ではこのように昼間に採食する姿を目撃することもできます。
 シギの仲間は嘴の長さに応じて捕食する生物を分けて、種ごとに採餌する食物を独占できるように「食い分け」を行っています。この「食い分け」という用語を用いて、生物の適応を説明しなさいという記述式の大学入試問題が出題されることもあるかもしれませんね。

 受験シーズン真っ最中の受験生の皆さん、コロナの感染拡大等、大変なご時世の中ですが、自分の力を信じて、頑張ってください!