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渡り鳥のシーズン
     

  

 秋も深まり、各地紅葉シーズンとなっています。秋といえば、その通りです。野鳥の渡りの季節です!野鳥は観察される季節、場所によって留鳥、夏鳥、冬鳥、旅鳥、迷鳥などと呼ばれ、渡り鳥か否か判断することができます。
  例えば、街中でいつも観察することができるスズメやカラス、ムクドリなど。これらの種は一年中を通して渡りをすることはなく、常にその場所で生活するため留鳥と呼ばれます。一方、ツバメは初夏、田植が始まり蒸し暑くなってくる頃、北方へ飛来します。夏は街中で餌を求めて鳴く雛に、親鳥が餌を運ぶ姿をよく観察することができるのではないでしょうか。このように4月下旬〜5月頃、南方から北方へ飛来し、秋口の10月頃、また南方に帰る渡りを行うのが夏鳥です。そして、今回紹介するのは冬鳥です。冬鳥は10月〜11月頃に北方から南方へ渡り、餌をより多く摂取することができる地で寒い季節をやり過ごし、段々と暖かくなってくる3月下旬〜4月頃に北の地へ帰ります。最近見慣れない鳥がいるなと思ったなら、それはこの季節柄、冬鳥かもしれません。
  この鳥は冬鳥を代表するジョウビタキのオスです。今年も伊勢原市の事務所の裏に飛来してくれました。白色の頭部に鮮やかなオレンジ色の腹部が特徴です。秋になると縄張りを主張し、高い場所から鳴いている姿を観察することが出来ます。
  体調に気をつけて、小さな秋の発見をまだまだ楽しみましょう!