―NOSAIホームページ写真説明―
奥の散歩道
新型コロナウイルスによる外出自粛が解除された最初の週末となりました。外出自粛が発令された時にずっとstay at homeもストレスが溜まってしまうものと思い、気晴らしにランニングや散歩をしていました。新しい散歩道を見つけ、ふと小道の脇に目を向けるとノアザミが咲いていました。何もせず初夏を迎えてしまいましたが、自然はコロナウイルスに負けず刻々と動いているのだと感じました。
ノアザミの蜜を吸いに翅を休めにきたのはジャコウアゲハというアゲハチョウの仲間です。分布は国内では本州、四国、九州、南西諸島。国外ではロシア沿海州、朝鮮半島、中国各地、台湾に亜種がいることが知られています。成虫は4月下旬〜9月に観察することが出来ます。アゲハチョウの仲間は特に赤色の花を好みます。赤色が目立って見える目の構造となっており、人間とは違う景色が見えます。彼岸花やハイビスカスに止まって蜜を吸う姿は実に優雅です。
外出自粛が解除となりましたが余談を許さない、今までの生活様式とは違う日々を過ごすことになります。そのような時世であっても、自然は動き、その営みはウイルスに負けることなく、とても美しいものだと思います!今は遠出をすることが中々出来ない状況ですが、これから夏になります。昆虫も活発に動く時期ですので、ルールを守って観察を楽しむ機会をぜひ作ってみてください。
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